会長挨拶

京都大学 名誉教授
兵庫県立尼崎総合医療センター 院長代行平家 俊男

 この度、「第31回近畿小児科学会」の会長をつとめさせていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。
近畿小児科学会は、近畿圏の小児科医が一同に会し、小児医療、保健の現場に即応できる知識や技術を共有できる重要な情報交換の場として発展を遂げてきました。併せてこの学術集会は、小児科学に関する最新の有用な研究成果や今後の課題を明らかにするとともに、若い医師の日本小児科学会およびその分科会への架け橋としての役割もあります。そこでは忌憚のない活発な議論が行われ、近畿圏のお互い顔の見える小児科医の研鑽の場として重要な役割を担っています。今回も、参加されます先生方の臨床マインド、研究マインドが刺激されるような活発な集会になるよう努めてまいりたいと考えています。
 また、平成29年度より日本小児科学会においては、新専門医制度による専門医育成プログラムがスタートしています。「第31回近畿小児科学会」では、専門医更新に必要な「専門医共通講習」に対して「医療安全」「感染対策」「医療倫理」の教育講演、「小児科領域講習」に対して「自己炎症性疾患」、「周産期」の教育講演の枠を設け、単位取得が可能とするとともに、翌日からの小児科学の診療、研究に即対応できるような有意義なお話が伺える機会を準備いたします。
 本学会は平成30年3月11日(日)に大阪国際会議場にて開催させていただきます。京都での開催も模索してきましたが、近畿圏の多くの先生方にとってアクセスが容易であるという視点を重視し大阪国際会議場を選ばせて頂きました。皆さまもよくご存じの会場と思います。
 何卒奮ってご参加賜りますようよろしくお願い申し上げます。